2015年6月2日火曜日

Python3 で解析する環境 Numpy と matplotlib

Python3 + Ipython の環境の上に SciPy の一部 Numpy と matplotlib をインストールします。これで Excel や 基本の Matlab 程度のことができるようになります。

会社や学校で、同僚や一緒に作業をする人のPC にPyhton をセットアップするとき。基本のPython と追加に必要なファイルを USB フラッシュなどに用意しておくとバージョンがどうのとか、コンパイラをインストールしてとか、わずらわしい作業を減らせます。一時期これができなくなって困っていましたが、最近 Pyreadline あたりの問題が解決して Windows 環境でも、前のように小回りが利くようになりました。

  • pip3.4 で直下にあるコンパイル済み .whl ファイルを直接指定してパッケージをインストール
  1. 自分の Python (2/3) WIndows (x86 32bit / AMD 64bit)に適したコンパイル済み .whl ファイルを Unofficial Windows Binaries for Python Extension Packages からダウンロードし C:\Python3.4\Scripts フォルダにコピーする。
    numpy-1.9.2+mkl-cp34-none-win_amd64.whl
    matplotlib-1.4.3-cp34-none-win_amd64.whl
  2. 管理者モードで コマンドウィンドウを開き (cmd.exe) C:\Python3.4\Scripts にて pip3.4 にて直下にある .whl ファイルを指定して、パッケージをインストール。
    C:\Python3.4\Scripts にて
    pip3.4 install numpy-1.9.2+mkl-cp34-none-win_amd64.whl を実行
    pip3.4 install matplotlib-1.4.3-cp34-none-win_amd64.whl を実行
     
  3. ipython3 を実行して モジュールがインストールされていることを確認する。

iPython もこの方法でインストールできます。
pip3.4 install ipython でインストールしましたが、その代わりに
ipython-3.1.0-py3-none-any.whl を入手し、ローカルで
pip3.4 install ipython-3.1.0-py3-none-any.whl と実行してもよいです。

この手順、 Python3.4 と Pyreadline を実行型バイナリ形式でインストール、IPython, Numpy, matplotlib をコンパイル済み .whl を PIP でインストールする場合。必要なファイルは、5つで 容量は 60MB  ほどです。Notepad++ インストーラが数MBです。

展開後の Python34 フォルダも 250MB 程ですから、これで Python の環境を用意してあげるといえば、同僚や友達もいやな顔はしないでしょう。

もっと上品でエレガントなやり方はいくらでもありますが、まぁ。



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